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最初はデザイナーブランドの物を
作っていたのですよね?
多摩美の学生時代から三宅一生さんのスタジオで働き始めて、布とニットの、色と絵柄と素材作りをやっていました。Zaccaの小野塚秋良さんは同期なんですよ。その後はドン小西さんの仕事をしたり、多くのデザイナーブランドの絵柄を描いてました。だから、私は伝統的な工芸染色家と、ブランドのテキスタイルデザイナーの2つがミックスした独自な位置にいると思うの。ISSEYや多くのデザイナーブランドの仕事の経験が、染色作家作品としての、素材選びの豊富さに生かされていると思ってるわ。
イメージはどこから湧いてくるの?
作品を作ろうとした時、まず素材の布をじっくり見つめます。布に触ってみたり、耳を澄まして布の声を聞いてみたりするの。多くのバラエティ豊かな布を使っているから、それぞれの布の特徴を予測して、相性のいい技法や表現方法を選んであげないと良い作品ができないの。同じシルク100%でも、色の発色や滲み方や吸い込み方が違うのよ。「布が呼ぶ」という表現が当てはまるかも。布にイメージを引き出してもらっているのかもしれないわ。
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1枚の作品を仕上げるのに
どれ位の時間がかかるのですか?
布の上に水彩画と同じように描いているのだけど、紙やキャンバスと違って、描いた後に大変手間暇がかかるのよ。陶芸は釜入れして、炎で焼いて仕上げをしますが、染料の手描きは、蒸し器で蒸して絵色を定着して、更に水洗いをしないといけないので時間がかかります。
色描き前の水洗いに1日、色描きの日が数日、蒸し入れに1日、水洗いに1日というところかな。結構かかるでしょ?
染色作家として他の作家と特に違う点は?
シルク、ウール、麻、綿、化学繊維と、バラエティに富む変わった素材を使っていること。
本格的友禅着物の技法をベースにしながら、誰もやっていない「一枚の布の両面」に描いていること。トレンドのファッション性も兼ね備えていること。スカーフ・ストールの博物館ができるくらいに多種多様の作品を作っていること、などかしら?
作家として最も必要だと思うことは何でしょう?
作品には作家自身が現れてくるものだし、作家の人生そのものだから、自分を磨くこと。
常に正直でありたいし、挑戦することを恐れていたら駄目!。作家自身が本当に楽しんで作品を作らなければ、お客様にも喜びは伝わらないし、魅力的なものにならないと思っています。
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作家としての1日の生活を教えてください。
色をよく見極めるために、自然光を何より大切にしているの。だから、日の出と共に起きるの。大変健康的でナチュラルな生活でしょ? 空中に水平に張った大きな布に絵を描くというのは、体力的にハードだし、蒸しや水洗いも大変な肉体労働なので、夜はスポーツクラブに行って身体を鍛えています。その日によって作業内容は変わってきて、「描く」ということだけで作品が出来上がるのではないから、陶芸の釜入れのように、蒸し器に入れて一日中、蒸しをする日もあるし、水洗いだけをやる日もあるのよ。産業革命前の人々の生活に似ているかもしれないですね。
どんな作品を目指しているのですか?
クオリティが高くて一生使えるものを目指しています。
日々の生活で使えて、自宅で水洗いが出来る耐久性が備わって、かつ高いアート性が感じられるもの。沢山の色のハーモニーで、見た目にも楽しくて、使う人の心を癒し優しく包んであげられるような作品を目指しています。私の作品を着けたり見たりすると、明るく元気になるって、お客様によく言われるんですよ。
両面リバーシブルに色が違いますが、
それはどうして?
一枚の布の両面から、色を入れて描いています。この方法は私が独自に工夫したやり方なの。詳しくは企業秘密です。特許取得申請も考えましたが、詳しく工程を記載することで、逆にコピーされてしまうこともあるでしょ? 今は海外からコピーされる事も多いんですよ。
他のブランドと違う点は?
両面染めで、ただ、色や絵が「世界に一つ」というだけでなく、素材自体が独創的な布になっていることが挙げられるわ。四角じゃない変形があったり、異なる素材の組み合わせがあったり、ステッチレリーフの立体感のある作品まであるのよ。そういうところをぜひ見て欲しいです。
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育った環境について教えてください。
東京生まれ。叔父が歌舞伎役者(市川高麗蔵氏)で、歌舞伎座のすぐ近くに住んでいて、稽古場もあったので、着物や舞台を数多く観ていました。銀座が私の幼児体験の故郷かな。母はオーダー服を作っていたため、布に囲まれて育ったから、子供の頃は人形の服を作るのに夢中だったの。
アーティストになられたことは、
自然な流れだったのですか?
自然にアーティストになっていた感じだけど、ここまでやって来るのは、そう簡単ではなかったの。
いつもいろんなことに挑戦してきたわ。多摩美術大学に入ったことも、三宅一生さんに、自分の作品100点を持ってアタックしたことも、ドン小西さんの仕事をしたことも。いろんなデザイナーブランドの仕事をしたわ。スタイリストや絵本や雑誌イラストもやったことがあるし、現代美術の画廊の仕事もしたことがあるのよ。
アーティストになる事について、
御両親は反対しませんでしたか?
世の中の多くの大人がそうだと思うんだけど、アーティストで生きていくのは大変困難だ!と思うでしょ?だから当然反対されたわ。でも「一度しかない人生を好きなことにチャレンジしてみたい!」と親を説得したのよ。
今の仕事をどんな風に思っていますか?
若い時に、はっきりしたイメージがあって多摩美の染色科に入った訳じゃないんだけど、布を自分の表現手段にしたということは、生い立ちから振り返ってみても、自分にとって凄く自然なことだと感じるの。自分だけの表現手段を探し出せて、30年以上続けてこられたということは、ラッキーだと思っているわ。なかなか多くの人が自分の望む仕事に就けないのが現状だから。
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テキスタイルデザイナーから
どうして作家に転進したのですか?
ブランドの仕事は工場生産する製品のプラン、つまり下絵を作ること。現代社会の多くの仕事がそうであるように、頭を使って身体を使わないのよ。もっと自分にとって自然なことがやりたかったの。本当の物を作り出す喜びって、「ゼロから完成までの全ての工程を、自分自身でやってこそ」得られるものじゃないかしら?
1点物と言えば、それまでは古いままの伝統工芸だった。「『手描きの工芸でファッション性があって、全工程を自分でやる』という、今までに無いものを自分で作ってしまえばいいんだ!」と思いついたの。ドン小西さんに「誰もやっていなくても、本気なら出来るはず。作家になってみたら?」と言われたことが最大の決め手だったわ。
「手染め」と言うと「藍染め」のように、色液に浸して色を着ける染め方が一般的だと思うのですが、
どうして絵を描くように染めることができるのですか?
浸して色をつけるのは「浸染」という方法なのよ。私の方法は独自のものですが、基本は着物の友禅染めと同じで、「布を紙のように広げて空中に張って、その上に水彩画を描く」とイメージしてください。その絵をそのまま蒸して、蒸気で定着させてしまうのです。
使用している染料とは、
具体的にはどんなものなのですか?
高級呉服に使われている粉状の染料を、薬品と温水で溶かして、カラーインクのようにしてから描いています。絵を描いた後に蒸気を当てないと色が定着しないので、手間はかかるの。でも、この酸性染料が一番鮮やかに発色して、自由に色を混ぜることができるので、私はこれを使用しています。
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有名人のお客様はいらっしゃいますか?
福田前首相夫人と高村前外務大臣婦人。俳優の柳生博さんと有希子夫人。女優の浜三枝さん。絵本作家の鈴木康二夫人。3回芥川賞候補に上がった、作家の魚住陽子さん。フェミニズムの旗手の上野千鶴子さん。3分間クッキングで活躍されていた加藤久美子さん。メゾソプラノ歌手の荒牧小百合さん。池坊のお花の師範の中野幽山先生。高校の同級生の女優の一柳みるさん。
今まで、自分の作品をより多くの方々に知ってもらうことに興味がなかったんですが、今後は作品が似合いそうだな~と思う方々に、こちらから作品提供をすることも考え始めています。
お手軽プライスで手描きものが市販されていますが、同じ手描きではないのですか?
私の作品と明らかに違う点は、「手描き品」という名で市販されているものの多くは、蒸しや水洗いの必要の無い布に、直に色を着けて行く簡便な手描きで、複雑な混色やぼかしや滲み、デリケートな色は出せないということです。水彩画や水墨画のような微妙な美しさは、市販品では出せないのです。
素材の布はどこのものを使っていますか?
安いアジアの素材は一切使ってません。私が使っているのは、イタリアとフランスと日本の布です。粗い素材より繊細で高級感のある素材が好きなんです。水洗いしたら見られないものになってしまう、ということもないですから。
kikuko のアート = wear (着る物) を作る上で
心がけていることは?
流行に左右されない、着物のような服を作りたいわ。サイズはフリーにして、着る人それぞれのbodyで表情の変わる服。一枚の布を切り刻まないで、着る物にする可能性を追求しているの。「絵を纏う」・・・そんな服を考えています。表と裏、上と下、何通りにも着られる服があったらステキじゃない?
誰のクローゼットを開けて見てみたいですか?
「世界中で、クオリティ高い服が一番沢山ある所」と言われる、メトロポリタン美術館の、「アートコスチュームの収蔵庫」をゆっくり見てみたいわ。
旅行をするなら、どこへ行きたいですか?
私にとっては、旅行が一番好きな贅沢だし、作家として、常に新しい経験と刺激を求めているから、世界中を旅したいわ。行ったことのない国は、特に行ってみたいのよ。
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I
染料は何を使っているのですか?
植物染料ですか?
植物染料では色の数も豊富ではないし、水彩画のように自由に絵を描けないの。また植物染料は、ちょっと雨に塗れても色が退色してしまったりするのよ。自由に色を混ぜたり、綺麗に発色させることができる、酸性染料を使っています。
何故?美術大学に行こうと思ったのですか?
私の高校は「浦和第一女子高」だったの。それに私は水泳の埼玉記録を持っていたから、誰もが体育大学に行くと思っていたみたい。でもスポーツでは、一生現役でいることはまず無理でしょ? 17歳の時にはっきりしたアーティストへの道を決意したわけではないけれど、美術なら、一生続けられて挑戦し続けられる物が見つかりそうだと思って、自由の匂いがした美術大学を選んだのよ。
多摩美術大学を卒業していますが、
どうして染織科を選んだのですか?
ただ絵画として額縁に収まって、壁にかけられるアートではなくて、私たちの日々の生活で使われるものが作りたかったの。オーダー服を作る母がいて、布に馴染みがあったし、服が好きだったから、ファッションの世界に繋がっていけそうな気がしたの。17歳の時、無意識に、無限にある未来の道の中から『色と布』を選んでいたってことかしら。
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人生で影響を受けている人物はいますか?
何と言っても三宅一生さん。「アートと服と布の融合」を具現化している大先輩ですし、布物創りの基本は全て、三宅デザインスタジオで教わったと思うの。ユニークなアートニットのドン小西さん。繊細で美しい紬作家で、エッセイストの志村ふくみさん。絵画として色と形と構成についてはモネ、そして最も身近な人生のパートナーの画家、岩本拓郎。夢幻に色が溶け合う、ガラスアーティストのルネ・ラリックもそうね。
何故ウェブサイトを作ったのですか?
現実の個展会場に来て頂ければ、私の作品の肌触り、素材の良さ、自分に似合うかを、お客様に実際に確かめてもらえますが、発表場所が東京主体になるので、遠方の方々に来て頂くことは難しいと思ったんです。住んでいる場所に関わらず、もっと多くの方々に、私の作品を見て頂きたかったの。日本の伝統工芸であって、かつ新しい、こんな染色もあるのだということを、広く知って頂けたら・・・それが、「世界に誇れる日本独自の染色工芸」を後世に残していく一つの方法にもなるのではないかと考えたんです。
インターネットでも
作品の良さは伝わると思いますか?
画像で作品の良さが伝わるか? これはとても心配だったんですが、1点1点全面を広げて、表と裏を撮影して並べて見られるので、実際のギャラリーで見るよりも多く伝わる部分もあると思います。三越本店のギャラリーなどでは壁面が少ないので、作品を広げて見せることができませんから。しかもnetだと、自分の好きな時に誰にも邪魔されずに、じっくり見ることができるから、netギャラリーならではの良さも絶対にあると思ったんです。だからkikuko-online.netを開設したの。
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kikuko作品に「売れ筋」はありますか?
私は自分一人で全部を作っているし、作品を多量に売りさばきたいとは思っていないので、同じような作品は作ってないの。市販されていない多くの素材を使っていて、サイズも違うし、多彩さが特徴なので、売れ筋を絞ることは出来ないわ。
kikukoさんご自身が
パーティにいらっしゃることはありますか?
皇居前の竹橋にある、東京国立美術館と工芸館の企画展のオープニングレセプションのパーティには、時間の許す限り行っています。主人の作品が国立美術館に収蔵されているので、毎回招待されるのです。毎回の企画展も常設展も見られますし、カタログも頂けるし、多くの作家やギャラリー関係者の方々が集まりますから。
アートを鑑賞するのに好きな場所は?
ニューヨークのメトロポリタン美術館と、パリのルーブル美術館ね。古今東西のありとあらゆる絵画と彫刻と工芸品、あらゆる生活の歴史を覗える物が山のようにあるから。身近な所では、東京ミッドタウンの美術館が好きよ。
作家として長く続けていらっしゃいますが、
kikuko作品のお客様とはどんな人が多いですか?
絵画や工芸の、本物の美しさや価値が判って、長く使えるものをコレクションしていこうとお考えの方や、市販されていない変わった色や素材、ユニークな形を求めていらっしゃる方ですね。お洒落で自分なりの価値観を持った、心が自由な方かしら?
とても素敵だと思うのは、10年前、20年前から作品を集めて下さっていて、80歳を過ぎても美しく装って個展にいらして下さる方々。ファンになって下さったこの方々のおかげで、私は今日まで続けてこられたし、作家として育てていただいたと思うので本当に感謝の言葉もない位に幸せです。
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作品を作る時の「インスピレーション」は、
何から得るの?
トワイライトタイムの、夢幻の空色と自然の風景。世界中の歴史に残ってきた絵画と工芸品。そして好奇心が旺盛で新しい物好きなので、ファッションやメディアや広告にも、注意してアンテナを張っています。自分を取り巻く全ての刺激から影響を受けているんだと思うわ。旅好きなのも、刺激という心の栄養を自分に与えたいのだと思います。
Offの日は何をしていますか?
私は「一番好きなこと」を仕事にしているので、基本的には365日仕事をしているの。布に染料で絵を描くのは、油絵のように絵の具を自由に重ねられないので、一度描いた色が乾くまで待たなければならないし、蒸しや水洗いの作業もあって、一気に仕上げられないのよ。だから旅行に出かけるとき以外は、毎日何かの作業をしているわ。
どの位のスペースで作業しているのですか?
着物の着尺が出来る、15mの長さがある大きなスペースね。布を広げてピンと張って描くので、着尺を張るには15m必要なの。水彩画のように色をぼかしたり、滲ませたりするので、水が流れてもいいようにコンクリートの床で、自然光を十分取り入れられるように、高い天井と白い壁に囲まれているわ。この他に、描く前と後の工程作業のために、木床、白壁、大きな窓がある明るい部屋がいるの。手描き友禅の染色という作業は、大きなスペースが必要なのよ。郊外や地方でないとそういうスペースは持てないから、やる人が限られてきますね。
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沢山の色を使っていますが、それはなぜ?
絵には色の数の制限はないですよね?それと同じです。市販されている絵柄は印刷だから、色の数だけ様々な型が必要で、多色になればコストもかかるわ。だから色の数が制限されてしまうけど、私は手で描くのだから、その特徴を最大限に生かそうと考えているの。ぼかしや滲みを多用しているのも、印刷では難しい表現だから。またやっぱり日本人にはハッキリした絵柄よりも、着物のような、繊細で微妙な幽玄の世界のほうが似合うと思うの。色の数が多いと、合わせる服の幅が広がるという利点もあると思うのよ。
お子さんはいらっしゃるの?
すっかり大人の娘が二人。もう子供というより、私にとって若い人達の感覚や知識の吸収源になっているし、厳しい批評家だわ。このサイトの写真モデルが次女。この作品写真はカメラのニコンが宣伝用に撮影したもので、世界中に配られているのよ。
ご結婚はされていますか?
ご主人はどんな人ですか?
私の人生のパートナーであり、素晴らしい画家と結婚してます。最も身近な人で、仕事の上でコラボすることもあるし、何でも言い合える仲よ。彼の作品やアートに対する考えは、私に多大な影響を及ぼしているの。人生を共に歩む夫婦として『お互いは、お互いに無くてはならない存在』かもね? サポートし合っているんですもの。
誰かとコラボしたいということはありますか?
私は三宅一生さんのところで働いていましたが、服のデザイナーではないので、私の布を使って立体的な服にしてくれる方とコラボしてみたいです。第1回としては『芽風』というブランドで、友人デザイナーの加藤美智子と。ブランドの書体は、書家の武田双雲さんですよ。
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今後やってみたい仕事での夢はありますか?
私のアーティステックな服が似合うと思われるアーティストの、ステージ衣装を作ってみたいわ。今までは作ることばかり夢中だったけど、作品提供も積極的にやっていきたいです。
全部一人で作っているのですか?
そう、お弟子さんはいないの。下請けもアジア諸国を含めて、一切出していないわ。
私の作品は全て、私のエネルギーを込めて、私自身で最初から最後まで作っています。
一人の人が責任を持って最初から最後まで作る物、そういう物が今、本当に必要で求められているんじゃないかしら?
これからの抱負は何ですか?
今まで東京の三越や高島屋などの百貨店と、湘南、鎌倉、軽井沢のギャラリー中心に発表してきたので、もっと広い地域と年代の人達に私の作品を見て頂き、実際に触れてもらいたいのです。このサイトを立ち上げたのも、その願いを形にしたものなの。実際に市販されている物と並べて、比べて見て下さい。素材の違いや、豊かな色の繊細な深さを絶対に判ってもらえると思います。一度私の作品を買われた多くの方々は、皆さんリピーターになって下さっています。
作品をもっと見たいと思ったら、
どこへ行ったらいいかしら?
個展発表のギャラリーに是非遊びに来てください。直接、私の作品を目で見て、手で触れて、身に着けてもらって、その肌触りを体験して頂けたらと、心から願っています。
今後参加を予定しているイベントはありますか?
2009年2月17日から23日まで、日本橋三越本店のギャラリー『アミューズ』で個展を開きます。このkikuko-online.netで興味を持って頂けた方々も、会場に足を運んで頂いて、ぜひ実物を見て触って下さると嬉しいわ。もちろん私も、毎日会場におりますから。
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